先達業務の一日
四国霊場や観音霊場でお客様をご案内する「先達」の一日は、このように進みます。
◆ 前日確認
添乗員から最終の連絡が入ります。
連絡先・集合時間・集合場所をしっかり確認し、翌日に備えます。
◆ 当日の朝
起床後に連絡を入れ、身支度を整えて集合場所へ。
先達は常に30分前に到着し、添乗員・アシスタントと打ち合わせを行います。
◆ 出発〜移動中
バス出発後は、まず道中祈願(朝のお勤め)。
移動の時間を使って、これから向かう札所の縁起や歴史をご案内します。
◆ 札所参拝
四国八十八ヶ所では1ヶ寺につき「本堂」と「大師堂」の2箇所を参拝、観音霊場では1箇所でお客様と一緒に読経します。
単なるお参りだけでなく、各寺院の見どころや歴史背景も丁寧にご説明します。
一日に少なければ1ヶ寺、多い日には7〜8ヶ寺を巡拝することもあります。
◆ 行程終了〜帰路
すべての参拝が終わると、降車地でお客様をお見送り。
「ありがとうございました」とご挨拶し、業務は完了です。
◆ 研修と学び
先達には定期的な勉強会もあり、新人先達は同乗研修を通じて丁寧に指導を受けます。
経験を重ね、より良いご案内ができるよう努めています。