メニュー

東海道五十三次

江戸から京都まで53の宿場町をご案内

山城国 東海道の終点、京都の玄関口

三条大橋 - 歌川広重浮世絵

三条大橋

さんじょうおおはし

東海道の終点となる京都の三条大橋。天正18年(1590年)に豊臣秀吉の命により架けられ、江戸時代には東海道の西の起終点として多くの旅人が行き交いました。現在も鴨川に架かる歴史的な橋です。

近江国 琵琶湖畔の宿場町、東海道と中山道の合流点

大津 - 歌川広重浮世絵

大津

おおつ

東海道最後の宿場。琵琶湖畔に位置し、大津絵で有名な文化的な宿場町です。

草津 - 歌川広重浮世絵

草津

くさつ

東海道と中山道が合流する交通の要衝。本陣が保存され往時の姿を伝えています。

石部 - 歌川広重浮世絵

石部

いしべ

頭が固く、融通が利かない人を表す「石部金吉」という言葉の由来となったと言われる宿場です。

水口 - 歌川広重浮世絵

水口

みなくち

水口城の城下町として栄えた宿場。徳川将軍の上洛時の宿泊地として格式高い歴史を持ちます。

土山 - 歌川広重浮世絵

土山

つちやま

鈴鹿峠を越えて近江国に入る最初の宿場。土山茶で有名な茶の産地でもあります。

伊勢国 伊勢湾に面した歴史の宿場群

坂下 - 歌川広重浮世絵

坂下

さかした

鈴鹿峠の麓に位置する山間の宿場。峠越えの拠点として栄え、葛飾北斎の浮世絵にも描かれた滝があります。

関 - 歌川広重浮世絵

せき

江戸時代の街並みが最も美しく保存された宿場。重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

亀山 - 歌川広重浮世絵

亀山

かめやま

亀山城の城下町として栄えた宿場。歌川広重は城門へと続く坂道を登る大名行列を描いています。

庄野 - 歌川広重浮世絵

庄野

しょうの

静かな農村地帯に位置する小さな宿場。昔ながらの日本の田舎風景が残る場所で、ゆったりとした時間が流れます。

石薬師 - 歌川広重浮世絵

石薬師

いしやくし

庄野宿との距離わずか約2.7km。東海道では2番目に宿場間の距離が短く、その名の由来となった石薬師寺があります。

四日市 - 歌川広重浮世絵

四日市

よっかいち

商業港として発展した宿場。現在も三重県の工業都市として重要な地位を占めています。

桑名 - 歌川広重浮世絵

桑名

くわな

七里の渡しで有名な伊勢湾の港町。徳川四天王の一人、本多忠勝が初代藩主となり桑名城の城下町として整備されました。

尾張国 熱田神宮の門前町、名古屋の中心地

宮 - 歌川広重浮世絵

みや

熱田神宮の門前町として発展した宿場。草薙剣で有名な日本三大神社の一つです。

鳴海 - 歌川広重浮世絵

鳴海

なるみ

鳴海絞りで有名な伝統工芸の宿場。美しい藍染めの技術が今も受け継がれています。

三河国 徳川家康生誕の地、三河武士の故郷

池鯉鮒 - 歌川広重浮世絵

池鯉鮒

ちりゅう

現在の知立市。知立神社と馬市で有名な宿場として多くの商人が集まりました。

岡崎 - 歌川広重浮世絵

岡崎

おかざき

徳川家康の生誕地として有名な城下町。岡崎城を中心とした歴史ある観光地です。

藤川 - 歌川広重浮世絵

藤川

ふじかわ

むらさき麦で有名な宿場。広重の浮世絵にも描かれた美しい棒鼻が復元されています。

赤坂 - 歌川広重浮世絵

赤坂

あかさか

御油宿に隣接する小さな宿場。歴史的な松並木が美しく保存されている地です。

御油 - 歌川広重浮世絵

御油

ごゆ

美しい松並木で有名な宿場。三河国の政治・文化の中心地として栄えました。

吉田 - 歌川広重浮世絵

吉田

よしだ

吉田城の城下町として栄えた東三河の中心地。現在の豊橋市として発展しています。

二川 - 歌川広重浮世絵

二川

ふたがわ

本陣建物が現存する貴重な宿場。江戸時代の宿場町の雰囲気を色濃く残しています。

遠江国 浜名湖と天竜川、遠州灘沿いの宿場群

白須賀 - 歌川広重浮世絵

白須賀

しらすか

遠州灘に面した高台にある宿場。宿場内の潮見坂公園からは、太平洋の雄大な景色が広がります。

新居 - 歌川広重浮世絵

新居

あらい

箱根と並ぶ重要な関所があった宿場。厳しい検問で知られる歴史的に重要な地点です。

舞坂 - 歌川広重浮世絵

舞坂

まいさか

浜名湖の渡し場として栄えた宿場。現在も美しい湖景色と新鮮な海産物が楽しめ、うなぎ料理が特に有名です。

浜松 - 歌川広重浮世絵

浜松

はままつ

うなぎ料理で有名な城下町。楽器産業でも栄える静岡県西部の中心都市です。

見付 - 歌川広重浮世絵

見付

みつけ

京から東に向かう旅人がここで初めて富士山を見たので、「見附」という名になったとも言われています。

袋井 - 歌川広重浮世絵

袋井

ふくろい

東海道五十三次の真ん中「どまん中」として有名な宿場。茶産業で栄える現代的な地域で、遠州三山の霊場巡りの起点でもあります。

掛川 - 歌川広重浮世絵

掛川

かけがわ

掛川城の城下町として栄えた宿場。現在も美しく復元された天守閣が見どころです。

日坂 - 歌川広重浮世絵

日坂

にっさか

夜泣き石伝説で有名な山間の宿場。小夜の中山峠の麓に位置する歴史ある宿場です。

金谷 - 歌川広重浮世絵

金谷

かなや

SLを運行する大井川鐡道がある宿場。江戸時代は大井川の川越で有名な宿場でした。

駿河国 富士山の麓、駿河湾沿いの景勝地

島田 - 歌川広重浮世絵

島田

しまだ

大井川の川越で栄えた宿場。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」の舞台です。

藤枝 - 歌川広重浮世絵

藤枝

ふじえだ

徳川家康もよく訪れた田中城の城下町として、また塩の産地・相良に至る田沼街道の分岐点としても賑わった宿場。

岡部 - 歌川広重浮世絵

岡部

おかべ

静岡茶の産地として知られる山間の宿場。江戸時代の旅籠「柏屋」が現在も残っています。

鞠子 - 歌川広重浮世絵

鞠子

まりこ

とろろ汁で有名な宿場。400年間同じ場所で営業するとろろ汁のお店があり、現在も多くの観光客が名物を求めて訪れます。

府中 - 歌川広重浮世絵

府中

ふちゅう

駿府城の城下町として発展。徳川家康が晩年を過ごした政治の中心地でもありました。

江尻 - 歌川広重浮世絵

江尻

えじり

現在の清水港として機能する港町。街道一の大親分と言われた「清水の次郎長」の生家が残っています。

興津 - 歌川広重浮世絵

興津

おきつ

明治時代に政治家たちの別荘地として栄えた宿場。歴史と政治の舞台となった場所です。

由比 - 歌川広重浮世絵

由比

ゆい

桜えびで有名な宿場。歌川広重は薩埵峠から見える富士山と駿河湾の絶景を描きました。

蒲原 - 歌川広重浮世絵

蒲原

かんばら

歌川広重の雪景色で有名な宿場。なまこ壁の屋敷や、大正時代の洋風建築などレトロな町並みが魅力です。

吉原 - 歌川広重浮世絵

吉原

よしわら

富士山の麓に位置する宿場町。東から来た旅人には、ここで道が大きく曲がることで富士山が左に見えるという「左富士」が有名でした。

原 - 歌川広重浮世絵

はら

富士山の絶景を望む宿場として歌川広重の浮世絵にも描かれた名所。現在も美しい景観が残ります。

沼津 - 歌川広重浮世絵

沼津

ぬまづ

駿河湾に面した港町で新鮮な海産物が自慢。海岸には東海道随一の景勝地として有名な千本松原の松並木が続きます。

伊豆国 富士山の湧水、箱根への入口

三島宿 - 歌川広重浮世絵

三島宿

みしま

富士山の湧水で有名な宿場。三嶋大社の門前町として古くから栄えた地です。

相模国 箱根の関所と相模湾の風光明媚な宿場

箱根宿 - 歌川広重浮世絵

箱根宿

はこね

東海道最大の難所として恐れられた山間の関所宿場。箱根八里の険しい山道を越える旅人の重要な休息地で、現在も日本屈指の温泉観光地として世界中から愛され続けています。

小田原宿 - 歌川広重浮世絵

小田原宿

おだわら

戦国大名北条氏の城下町として栄えた関東地方最後の大宿場。小田原城を中心とした歴史ある観光地で、かまぼこや梅干しなどの名産品でも知られています。箱根の険しい山道を前に、旅人がここで英気を養いました。

大磯宿 - 歌川広重浮世絵

大磯宿

おおいそ

相模湾を望む美しい松並木の宿場。明治時代には政治家や文人の別荘地として愛され、現在は明治記念大磯邸園として公開されています。

平塚宿 - 歌川広重浮世絵

平塚宿

ひらつか

相模川の渡船場として重要な宿場町。相模平野の中央に位置し、現在は七夕まつりで有名です。江戸時代には東海道の要衝として栄えました。

藤沢宿 - 歌川広重浮世絵

藤沢宿

ふじさわ

遊行寺の門前町として栄えた宿場。江島神社への参詣道である江島道の分岐点でもありました。

戸塚宿 - 歌川広重浮世絵

戸塚宿

とつか

江戸を出発した旅人の一泊目の宿場として、また鎌倉道との分岐点として、多くの旅人で賑わいました。

武蔵国 江戸への入口、東海道の起点へ

保土ケ谷宿 - 歌川広重浮世絵

保土ケ谷宿

ほどがや

権太坂の難所を控えた宿場町。歌川広重の浮世絵にも描かれた橋のモニュメントが当時の場所に設置されています。

神奈川宿 - 歌川広重浮世絵

神奈川宿

かながわ

幕末の開港場として歴史的に重要な宿場。開港した当初、各国の領事館とされたお寺が現在もあります。

川崎宿 - 歌川広重浮世絵

川崎宿

かわさき

多摩川の六郷の渡しで有名な宿場。当時の名物「奈良茶飯」は『東海道中膝栗毛』にも登場します。

品川宿 - 歌川広重浮世絵

品川宿

しながわ

東海道第一の宿場町。江戸時代には遊郭や茶屋が立ち並び、多くの旅人で賑わいました。

日本橋 - 歌川広重浮世絵

日本橋

にほんばし

東海道五十三次の起点として、五街道すべての始まりとなる歴史的な橋。江戸時代から現在まで日本の交通と商業の中心地として栄え、多くの旅人がここから長い旅路に出発しました。

東海道デジタル街道案内

江戸・日本橋から京都・大津まで、すべての宿場町をご案内しております